こんにちは。IT開発センターの佐々木です。今回もデジカメ撮影にお役立ていただける話題をお届けします。
梅雨の季節などは日中でもいつもより暗く、シャッタースピードを遅くせざるをえないシーンが増えてきます。
これまでに紹介したとおり、カメラの基本操作でシャッタースピードを稼ぐことが出来ますが、それ意外にも、そもそも撮影するときの体勢などでも明るく、手ぶれせずに撮ることが出来ます。
【1.ワキをしっかり締める】
手ぶれを抑えるためにはカメラに振動を伝えないことが重要ですから、ワキをしっかり締めてシャッターを切るのが基本です。私の場合はシャッターを切る瞬間に息を止めてブレを抑えるようにもしています。
【2.壁に寄り掛かる、椅子に座る】
二本足でどしっとしっかり立っているつもりでも、なかなか静止してはいられないもので、それが手ぶれにつながることもしばしば。撮影する対象によりますが、椅子に座ったり、壁に寄りかかったりすることで手ぶれをかなり抑えることができます。もちろん、ここでもワキはしっかりと締めましょう。
【3.テーブルや台に置いてしまう】
これはとってもカンタンな三脚の代わりとなる方法です。撮影する対象によりますが、テーブルや身近な台、風景を撮るのなら手すりなどでもいいでしょう(カメラを落とさないように気をつけてくださいね)。自分が持つから手ぶれが出るわけですから、安定した台に置くのはとても各日な撮影方法です。
【4.連射機能を活用する】
カメラによっては瞬時に数枚の画像を撮影することが出来るものがあります。この機能を使うことで、一瞬のうちに数枚撮られた画像のうちのどれかがしっかりと撮れているという結果が得られることも。これは人を撮影したのにまばたきをしてしまった!という悩みを解決するのにも有効です。
いかがでしょうか?近ごろは本格的な三脚に限らず、様々な種類の手軽な三脚も売られていますが、三脚を使わなくても手ぶれを抑える方法はたくさんあります。是非自分なりの「ぶれない」撮影体勢を探してみてください。
こんにちは、IT開発センターの佐々木です。間もなく仙台も梅雨にさしかかろうとしています。雨の中で綺麗に咲いたアジサイを撮りに行きたいこの頃ですが、今回はそんなときにお役に立てるカメラのシャッタースピードについての基礎知識をご紹介します。
■シャッタースピードとは
写真を撮影する際、シャッターが開かれ、レンズを通して光を取り込む時間のことを指します。この時間が短いほどシャッタースピードが速い、長いほどシャッタースピードが遅いと言い表します。
■被写体ブレ
さてここで実際に私が撮影した画像で説明したいと思います。テーブルの上でミニカーを走らせて撮影してみました。左の写真では勢い良くミニカーが走っている様子が分かると思います。これはシャッタースピード1/60秒で撮影したものです。
この被写体(=ミニカー)がブレている状態を「被写体ブレ」といい、これを活かすことでスポーツカーのスピード感を躍動的に撮影したり、激しく流れる滝の水の流れをダイナミックに撮影したりすることができるのです。
では、シャッタースピードを速くしてみるとどのような写真が撮れるでしょうか。実際に撮影した写真が左になります。先ほどと同じ条件でミニカーを走らせてみましたが、まるで止まっているように見えませんか?1/1000秒のシャッタースピードで撮影したため、走るミニカーも止まっているように写るのです。
■シャッタースピードとブレの関係
写真のブレには前述の「被写体ブレ」の他に「手ぶれ」もあります。これにはみなさんも悩まされているのではないでしょうか。2枚目の写真のようにシャッタースピードが速ければ写真がブレることはありません。これは被写体が動いていても、自分がシャッターを切るために生じる手ぶれの動きがあっても、どちらもシャッタースピードをある程度速くすることで解決します。
しかし、シャッタースピードを速くするとそれだけとりこむ光の量が少なくなるため、写真は暗くなります。これまで2回にわたり説明してきた「絞り」、「ISO感度」などは互いに密接に関係しています。これらの関係を調整しながら適切な光量の確保と、適切なシャッタースピードを見極めていきます。
シャッタースピードを調節することの出来るカメラは、高機能な機種に限られてしまいますが、もし自分のカメラがシャッタースピードを調整出来る機種で、使ったことがないという方がいらっしゃいましたら、是非挑戦してみてください。
こんにちは、IT開発センターの佐々木です。
みなさん、ゴールデンウィークはいかがお過ごしになりましたか?これからますます暖かくなり、行楽や観光に出かける機会も多くなると思います。前回に引き続き、カメラにまつわる基礎知識をご紹介します。今回は被写界深度【ひしゃかい-しんど】についてです。
被写界深度とは
例えば雑誌などでよく見かける、素敵なカフェの写真。コーヒーカップにピントが合っていて、背景には緑溢れる庭がぼんやりと写っていて…。このように、フレームの中の一部にピントが合っていて、その他がボケている状態を「被写界深度が浅い」と言います。
反対に、眼前に広がる大きな山並みの写真。フレーム内のほとんどの部分にピントが合っていて、ボケている部分がない。この状態を「被写界深度が深い」と言います。
ピントの合っている範囲が、自分から近いところまで=浅い、自分から遠いところまで=深い、というイメージです。
被写界深度と絞り、焦点距離の関係
始めにお断りしますが、一般的なコンパクトデジカメでは、背景をボカした写真を撮るのは難しいのです。ただし「絞り」や「焦点距離」が調整できる機能を持った機種をお持ちの場合はすぐに試すことが出来ますので挑戦してみてください。
※最後にiPhoneのカメラで背景をボカして撮影する小ネタを紹介します!
●被写界深度の浅い写真(背景をボカした写真)を撮るには
・絞りを開く(F値を小さくする)
・ズームを望遠側にする
・被写体との距離を近くする
●被写界深度の深い写真(広い範囲にピントを合わせた写真)を撮るには
・絞りを絞る(F値を大きくする)
・ズームを広角側にする
・被写体との距離を遠くする
なぜ撮るのか、目的も大切
背景をボカした写真というのは柔らかい印象を与え、雰囲気のいいものです。でも、せっかく背景に素晴らしい庭があるのに、手前の飲み干してしまったコーヒーカップにだけピントが合っていてはもったいないというもの。美味しいコーヒーが魅力のカフェに遊びに行ったのなら、背景の庭をボカしてコーヒーだけにピントを合わせることでコーヒーに注目してもらうことが出来ます。または、庭の緑が素敵なカフェに行ったのなら、コーヒーの置かれたテーブルから庭まで見渡せるような、全体にピントを合わせた写真を撮るのもいいでしょう。
どうしてボカすのか?何を見てもらいたいのか?という点を意識してみると、自分の意図が込められた写真になりますし、自然と写真の構図も決まってきます。
iPhoneで背景をボカして撮る!
最後に、ちょっとした小ネタを。iPhoneのカメラでは絞りを調整することは出来ませんが、前述の「被写界深度の浅い写真(背景をボカした写真)を撮るためには」のうち、
→ズームを望遠側にする
→被写体との距離を近くする
この2点を守って撮影すると背景をボカすことが出来ます。
具体的には…
1.被写体になるべく近づく
※あまり近づきすぎるとピントが合いません。iPhoneは接写が苦手です
2.ピントを合わせたい部分をタップする
※iPhoneのカメラは画面をタップすると任意の場所にピントが合わせられます
3.被写体の背景にはなるべく広い空間を確保する
※すぐ後ろが壁などではボカしようもありません…
高機能なカメラほどのボケは出来ませんが、背景がやんわりとボケた柔らかい印象の写真が撮れます。是非お試しください!