モバイルマーケティング技術
携帯電話を対象にしたモバイルマーケティングは、メールとモバイルサイトを中心として構成されます。表現豊かなメールの確実な配信と、充実したモバイルサイト。この2つをいかにビジネスと連携しながら提供できるかが、成功のカギとなると考えます。
そこでインクレイブでは「お客様のビジネスに貢献できるシステムとサービスの提供」を最大の目標として掲げました。使いやすさと性能の両面からお客様にご満足いただけるよう、技術の開発を続けています。
モバイルでのインターネットは、PCとは違った性質がたくさんあります。これらをひとつひとつ研究して、システムの設計を進めました。
1. 各キャリアへの対応
キャリア(携帯電話事業者)ごとに、絵文字やメール・Webの仕様が異なります。ここがモバイル関連システム開発の悩ましいところです。
インクレイブでは徹底的にそれぞれの特性を調査しました。たとえば絵文字では、NTTドコモの仕様を軸とした絵文字変換テーブルを搭載。そしてメールアドレスのドメイン部やUSER_AGENTヘッダからユーザーのキャリアを判定し、au向け、SoftBank向け、PC表示向けに変換して出力します。
こうしたノウハウの蓄積を重ねていった結果、1つのコンテンツを作成するだけで、サーバーサイドでメールやモバイルサイトが各キャリア向けに自動変換されるシステムが完成しました。
今後は、絵文字が「emoji」として標準化されたUnicode 6.0に携帯キャリアやPCが対応していくことが予測されます。絵文字が通常の文字セットの一部として定義されることで、サーバーサイドの変換は不要になり、システムを開発する私たちとしてはうれしい進化と言えます。とはいえ日本で使われている全ての絵文字が採用されているわけではなく、しばらくは複雑な対応が必要となることも考えられるため、さらなる研究を進めています。
2. 機種ごとの対応
携帯電話には新旧さまざまな機種があり、その機能や性能に違いがあります。画面サイズやブラウザが対応している(X)HTMLのバージョンはもちろん、使える文字コードやバッファサイズといった内部の仕様、ときには機種が持つ不具合などもあります。
なるべく多くの機種で使えることを基本とした上で、一部は機種ごとの自動変換も含めながら、それぞれの機能を作成しました。そして何度もテストを繰り返し、機種によって問題が出ていないかの確認をおこなっています。これからも新しい機種がどんどん発売されますので、この取り組みに終わりはありません。
※3年以内発売機種への対応を基本としています。お客様から旧機種に関するご報告をいただいた際は、可能な限り対応しています。
3. 安定したメール配信
モバイルではリアルタイム性が非常に重要となります。そこで、メールを安定した速度でたくさんの方にお届けできるような配信システムの開発をスタートしました。
マシンスペックを十分なものにすること。メモリ上でのデータ展開など、ディスクI/Oをなるべく減らすようなプログラミング。DNSキャッシュによる通信の効率化。同じサーバーに対して連続送信して負荷をかけないような自動スケジューリング。別なサーバーへの送信では、マルチスレッド化や複数のSMTPサーバーを使った並列処理。ハードウェア、ソフトウェア、ネットワークの各方面で多くの工夫をおこないました。
また、パフォーマンスやスケーラビリティを高める中で重要となるのが、そのテストです。ですが開発中に数万人にメールを出して実験するわけにはいきません。まずはテスト環境を準備するところからはじめ、徐々に要件を高めていき、十分な品質に達したことを確認して運用を開始しました。そこからは実際に利用される状況から割り出したチューニングを積み重ねています。
メールやサイトの作成は、WYSIWYG編集によって簡単にできることが重要です。使い勝手、品質、カスタマイズ性などに注意して多くのWYSIWYGモジュールを調査・検討した結果、今回はオープンソースのTinyMCEを採用。これにモバイルマーケティングに特化した独自の機能を作り込み、特製のWYSIWYGエディタとなりました。ワープロ感覚で見た目を整えながら、思い通りのモバイルサイトが作成できます。リンクや画像、そして絵文字も、ボタン操作で簡単に貼り付けることができます。

メールの配信では、前段のような継続的な改良を重ねていき、今では時間当たり数十万件のメールを配信できる性能にまで鍛え上げられています。そして、最新スペックマシンへの移行や並列処理サーバーの台数を増やすことで、さらなる性能の向上も可能です。
システムが簡単で使いやすければ、利用するお客様はより充実した情報を発信でき、ビジネスを大きく広げていただけます。そして充実した情報と大きなビジネスを支えるための高い性能によって、ずっと安心して使い続けていただくことができます。
インクレイブでは、こうして開発されたメール配信の技術、モバイルサイト構築の技術に加え、さまざまなモバイル技術を集約した機能統合型ASPサービス「モバイン」を提供しています。

たとえばQRコードやFeliCaと連携する機能や、アンケートや予約にも使えるフォーム機能、来店を促進するクーポン機能、よりインパクトのある情報提供を可能にする動画機能、マーケティングの効果をすぐに確認して次のアクションへとつなげるアクセス統計機能などをモジュールとして提供。業種を問わずたくさんのお客様にご利用いただいています。
※モバインとFeliCaが連携する「来店スタンプ」機能は、近日リリース予定。(2010年10月20日現在)
「FeliCa」はソニー株式会社が開発した非接触式ICカードの技術方式です。
「FeliCa」はソニー株式会社の登録商標です。
現在では、モバイン以外にもこれらの技術をベースにした多数のモバイルサイトをお客様に提供しています。インクレイブの技術は大手企業や自治体にも採用していただきました。
そして今後は、スマートフォン対応や、これまで以上に使いやすくわかりやすい使い心地の追究、サイト運営のサポートやユーザー分析機能の開発などへ向けてプロジェクトが稼働中です。
中でもお客様からの注目も高いスマートフォン対応では、メールやサイトを正しく表示するというだけではない目標を設定。たとえばiPhoneやAndroidのレンダリングエンジンであるWebKitの機能を十分に活用したサイトの構築や、さらにネイティブアプリの開発まで含めた対応を検討・準備中です。
これからも、よりモバイルマーケティングをお客様に活用していただけるよう、システムとサービスに磨きをかけていきます。
モバインの製品情報はこちらから
今回ご紹介した技術が詰まったインクレイブの携帯販促ASPが「モバイン」です。
下記製品サイトでは、モバイン活用方法のご案内や、無料トライアルの申し込みができますので是非ご覧ください。






















